ラジオで話してきました。

STV

ラジオでコトバコをつくるに至ったお話をしてきました。放送日は12月5日土曜日午後6時からの番組です。ラジオに出て話すのは初めてでしたが、中学時代に放送部で3年間仕事をしていたので違和感はありませんでした。興味ある方はお聞き下さい。なぜこんなに緊張をしないのか不思議でした。たぶんテレビではなく顔が写らないので安心したのだと思います。本音トークはラジオに限る意味が少しわかった次第です。深夜放送,主にオールナイトニッポンでしたが、ラジオっていいですね。

文字起こしは、意味起こし

AIで自動的に音声から文字を起こすことができる現代でも、議会や企業の議事録を人間が書き起こしているには理由があります。それは文字起こしが、単なる音に意味を与える作業だからです。
日本語には無数の同音異義語がありますが、これらを取り違えると文章全体の意味まで変わってしまうことがあります。管理と監理、血栓と結線など、誤った表記が記録に残り、後日その文章をもとに判断すると、大きなミスが起こります。

コトバコの文字起こし作業を担当する札幌会議録センターのスタッフは、長年議会などの議事録の書き起こしを担当してきました。論旨をゆがめかねない単語や助詞の部分は何度も聞き直して確認し、さらに続く文意によっては、前の文章を修正し、正しい意味を探す。文字起こしは意味起こしでなければならない。それは、議事録作成の仕事が、かつて速記と呼ばれた、会議場で文字の早書きによって行われていた頃からの大原則です。録音のない時代、速記者の書いた文字だけが会議の記録になってしまいます。

AIは音から言葉を探しますが、人間は全体の意味から探します。たとえば「悲しい」と「哀しい」、「微笑う」と「嘲笑う」の違いがわかるのは人間だけ。文字起こしが意味起こしと言われる理由です。